廃線記事大好きです。


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Posted by KIXローカル on July 18, 1996 at 17:05:57:

今日お初に拝見しました。
私は(収集ものを除いて)鉄ちゃん一般のジャンルはひととおりスキですが、特に廃線ものは大好きです。
過去の鉄路の怨霊に吸い寄せられて、とでもいいますか、理屈ではないものを感じてしまいますよねえ。(おわかりいただけると思いますが、この感覚。)

私は大阪在住(ついでに35才サラリーマン)ですが、近畿界隈にもいろいろとあります。
これまで尋ねたところを、短評つきでざっくりとご紹介させていただきます。
もしすでに踏破された既知の場所がありましたらご容赦下さい。

@北陸本線 北陸トンネル開通前の旧ルート
 概略:JR敦賀駅前から商店街を抜けて、北陸トンネル方面の線路に添った一般道に出る。トンネルへは線路は一直線に向かうが、旧線はその手前、北陸自動車道高架下あたりから一般道として左カーブ。
    以降、今庄で再び合流するまで、全区間が一般道としてそのまま自動車で通行可。(ほとんどの道路地図に記載あり)
    途中、短いトンネルの連続がそのまま道路用として残る。(一部は交互通行の信号機つき)トンネル内は無気味なもや(単なる砂ほこりか水蒸気?)が漂い視界わるく、照明なく車両すれ違い不可。
    撮影地として有名だった杉津駅跡は北陸道のSAとしてそっくり下敷き。
 自己評価:夜中に突然どうしても行きたくなり、早朝から豪雨の高速を片道4時間飛ばしてかけつけた思い出あり。無気味度特A。

A北陸本線 柳ケ瀬越え
 概略:旧トンネルは信号付き一方通行。北側へ抜けると、橋台あとのレンガ積みや鉄製桁(製造所の銘板付き)、
    トンネル跡等のはっきりした遺構も確認可。
 自己評価:有名な場所ですが、実際に行ってみると案外地味です(ハデな廃線跡、というのもヘンでしょうが)
      今でも車の通行量はちょいちょいあり、無気味度B。

B関西本線 亀の瀬越え(河内堅上〜三郷)
 概略:地滑りの多発地帯として有名で今も地盤改良が続く難所。大和川添いの尾根をトンネルで抜けていたが
    地滑りでつぶれ、徒歩連絡となっていたことも。実際に歩いて越えてみたが当時を忍ぶすべもなし。
    付近の道床跡は一部確認できるが、現存する遺構は一般道をクロスオーバーする橋台跡程度。
 自己評価:私には一番近い場所で仕事のからみでよく車窓から見ます。(現在の路線は大和川の対岸を走る)
      しかしながら、トンネルがつぶれて云々、という経緯にパンチがあり無気味度A。

C東海道線 吹田付近旧線
 概略:その昔現在の阪急のルートが国鉄だったところ。
    JR吹田の南方から大きくカーブして現在の阪急千里山線に合流。
    今も住宅地の中の道路として、超いかにも!なきれいなカーブが残っておりおすすめ。
 自己評価:・・・そのカーブだけがほとんど唯一の見物なのですが、それでも評価A。

D東海道線 大津〜山科
 概略:ここの逢坂山(こんな字でしたっけ)トンネルは初めて日本人の手で作ったとかで有名ですが、その前後に遺構が結構あります。
    トンネルの大津側には京阪京津線をクロスして現在の国道である旧道床に合流する橋台跡、
    京都側には国道をクロスオーバーして、現在は京都東インターの一部に埋もれてしまった道床跡など有り。
 自己評価:ここもラインの美しさを堪能できる点でポイント高くA。


・・・その他、近鉄・阪急の丹波橋付近での相互乗り入れの路線跡、またそこからほど近い、JR桃山付近から
   近鉄への乗り入れ跡、等々があります。新しいところでは阪神の福島付近、地下駅への新ルート付け替えで
   旧線が都会のどまんなかに草ぼうぼうで残ってる、とか。

 初回から長くなってすみません。つい、うれしかったもので。
今後もがんばって頂きたいと思います。
   


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