Posted by 小原輝昭 on May 31, 1997 at 17:46:32:
まず、「鉄道廃線跡を歩く（１）」「五新線」のページをご覧下さい。
「内容」
ＪＲ和歌山線を写真Aで離れると，すぐに国道２４号にぶつかる。ここは、写真Ｂのアーチで越えることになっていた。
実は，このアーチ，現在でも国道２４号を跨ぐ部分も壊されず，残っているのです。
奈良県中部以南は，道路の整備が悪く，五條をぬけるには，国道２４号しかないのです。そこにこのアーチが残っている。写真Ｂ内の車との対比でアーチの高さが想像できるでしょうが，このアーチ，高さが「４.２ｍ」です。
まともな道路は，国道２４号しかないから、大型車も当然たくさん入ってくる。２４号を跨ぐ部分，よく見ると車がぶち当たった形跡がある。それも１回とは思えない。また横幅も狭く，この地点を歩くのは結構怖い。当然，歩道，ガードレールを作るスペースなんてないです。
街の人に「あのアーチ，どうして撤去しないの？」と聞いてみた。
答えは，「あれは五條のシンボルだから」
本当にすてきな街です。
次に，線路跡を専用道として走るＪＲバス。現在，存続の危機にあるようです。頑張れ。無くなるな。
五條は，江戸時代そのままの雰囲気が各所にあり，観光資源もいっぱい。それなのに、その資源を積極的に活かそうとしているようには見えない。
でも、だからこそ、「観光地」してなくて，とても素敵なんです。みなさま，ぜひ一度，五條に行ってみることをお奨めします。