窓を開け放していると周囲の明るさにつられ、早朝に目が覚める。 夏の暑いさかりはダラダラ汗を流して日中に走りたくない。 ならばと思いついたら寝床を抜け出し、早朝の散歩コースへ繰り出そう。
ブラブラと走り出しながら、今日はどこへ行こうかとまだ眠い頭で考る。 ふと思いついて東青梅の交差点で右折し、永山北部丘陵をちょっと覗く。 青梅市が買い取り保全を予定しているというが、まだ手付かずのままのようだ。
街道へ戻りまだ走った事のない団地の中へと進んでみるが、これが予想外の激坂でのっけから一汗かいてしまった。 ここを登って一山越すと、降り着いたのは成木・小曽木街道が織り成す周回コース。 青梅中心部の市街地とは山一つ隔てた長閑な桃源郷、私がひとり青梅北山と呼んでいる愛すべき地域だ。