2003/Summer |
日曜の早朝、音をたてずに外へ出て玄関のドアを閉めようとすると、ちょうど起きて来た子供と目が合った。 私:「うん、ちょっと冒険へ」 頭の上で "?" マークの回っている子供を残し、ドアを閉めて自転車置き場へと向かう。 実はほんの朝のポタリングなのだが、自分で「冒険」と言ってしまえばそれなりに気持ちが高揚してくる。目的もなくブラブラするポタリングも楽しいが、「ある目的」を持って走るのもまた趣向があって良いものだ。 今回はターゲットに「霞川」を据えてみる。青梅市内を流れる河川と言ったら、誰しもまず第一に多摩川を挙げるのは間違いないだろう。奥多摩の山々を流れ出た多摩川は、青梅の扇状地の南側に沿って東京湾を目指す。そしてその台地のもう一方、北側の縁を行く小さな流れがこの霞川である。 |