〜 多摩湖線 (2) 〜

これらの画像は自分が小学生の時にバカチョンカメラで撮影した物で昭和48年頃の物です。写真はどっかへ仕舞ってしまいましたが以前、「西武鉄道の電車たち」と言うサイトの管理人のいけぴ−さんと言う方にファイル化していただいた物を再度送ってもらった物です。

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クモハ375

まず371系。元は国鉄モハ11型でひとつが国分寺でのクモハ375のアップ。4両いたクモハ371系で唯一リベットだらけの強者でドアはこの編成のみプレス扉ではなくフラットの片開きドアでした。全室運転台。ちなみに萩山方はリベット無しの同型クモハ376です(画像は前回分に掲載)。なお、もう1編成の371はプレスドアで国分寺方のは半室運転台クモハ371で反対側はクモハ374です。371号のみが半室で他は全室の運転台でした。昭和50年に引退した4両はその後昭和51年にクモハ375.376が栗原電鉄(現.くりはら田園鉄道)へ。クモハ371.374は大井川鉄道へ譲度されいくつかの改造を受けて活躍したそうですがすでに全車廃車されています。ちなみにクモハ375と371は譲度の際にクハ化されています。351系と共に最後まで残ったサハ1311系3両は2両がクハ、1両がクモハからの改造車とのことです。番号は1313/1314/1336で1336はリベット付きで元クモハ車。1313と1314が元クハ。現在の1313/1314だと該当するのは301系のクハのナンバ−ですね。

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クモハ356

もうひとつは湘南型クモハ351です。画像は前述したホ−ム工事中の頃の萩山駅での1コマ。これが方向板付きのタイプでクモハ356でこの編成の国分寺方クモハ355は現在、原型旧501型505号として横瀬に保存されています。他の2編成は371の代わりに本線より隠居した方向幕の351系351.352/353.354でした。 H.Kumaさんのレポート中にあります更新車タイプ画像と見比べるとその違いがわかるかなと思います。この方向板車も後に方向幕に変更されそして更新を受けて平成2年の引退まで頑張りました。3編成ともそれぞれ違ったデザインの「さよなら」ヘッドマ−クを付けて有終の美を飾りました。今から30年前の風景。まだ昨日のことのように記憶しています。最近、久しぶりに多摩湖線に乗ってみました。車両は1261F改造車でもう1編成は1225Fで共に今の多摩湖線の名物車両です。沿線も当時の面影が強く残っていました。今はワンマン運転ですが4連になってもしばらくは車掌がいましたし、車両も今の101系の前は冷改701系列も頑張っていました。さすがに廃止となっている東国分寺駅.商大予科前駅や桜堤駅は知らなくてこちらのサイトで初めて知ったのですが。

今回は多摩湖線の話でしたがもちろん、本線...主に新宿線と多摩川/国分寺/拝島それぞれの話はありますのでそのうちに。車両と駅のエピソ−ドが多いと思いますが。当時の萩山での拝島/多摩湖の分割/併結シ−ンはとても好きな光景でした。萩山は当時の赤電聖地でしたね。いつぞや赤になった黄色い101系1159Fもイベントの後すぐに黄色に戻されしばし営業運転の後に引退しました。ただあの赤塗装は801系のイメ−ジでしたがもちろん101系の赤は存在せずあの復活塗装も実はかなり違った部分がありました。近年はオリジナル.ベ−ジュ帯が復刻された車両もいましたがこれらもすべて引退で時代の移り変わりを感じております。 また西武以外のエピソ−ドなどもありますのでまたそちらもいずれ話したいと思います。



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