Button前へ    田駄雄作の鉄道四方山話(過去記事)

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第3話:昔の臨時列車その2 Image

 またまた小学生時代の話です。当時浦和に住んでいましたが、遠足によく列車を利用しました。飯能にある天覧山に行ったときは大宮駅の一番東口よりのホームから乗車しましたが、気動車(当時はみなガソリンカーと言っていました。正確には違いますが)ではなく、黒い客車列車でした。当然蒸気機関車が牽いていましたが、後で思うに朝夕の通勤列車の間合い使用だったのでしょうね。機関車は9600だったのは当時は知るよしもありません。大宮〜東飯能を往復しました。
 秩父方面にもよく行きました。「自然科学列車」と名付けられた遠足用の臨時列車に2回乗りました。1回目の長瀞行きは客車列車で、まだ珍しかった流線型のEF58が熊谷まで牽き、秩父鉄道の凸型の機関車にバトンタッチしました。帰路に熊谷駅構内で秩父鉄道の線路から高崎線の上り線路まで、何回も何回もポイントを越え、クネクネクネクネ曲がっていたのが印象的でした。翌年は影森まで「自然科学電車」で70系でした。往路は一等車だったので、横須賀線車両の間合い使用だったのでしょう。窓から石灰岩の発破シーンが眺められた覚えがあります。昭和30年代前半です。よく記憶があるとお思いでしょうが、乗り物好きの少年だったんですね。
 次回はもう少し現代よりの列車にします。

2001/09/26


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