KIXローカルさん からのメール 1996/07-12 
  1. 地図の楽しみ
  2. 関西の鉄道の話題
  3. 草軽電鉄
  4. 大阪市営地下鉄 長堀鶴見緑地線
  5. JR東西線
  6. 山のお話
  7. ローカルバスの旅

 KIXローカルさん とのやりとりは、ボードに頂いた書き込みに私がメールでお返事を出した事から始まりました。
地図の楽しみ
さっそくお返事ありがとうございました。 実は昨日、「送信」をクリックしたところ、「一般保護違反が発生云々・・・」と エラーメッセージが出て強制終了になってしまい、書き込みを棒にふったかと がっくりしていたのですが、お返事頂いてびっくりするやら、うれしいやらです。 私は地図が大好きです。よくあるパターンでしょうが、国土地理院の地図に自分で 路線を引いて、ついでにダイヤのスジも引く、というのもやりました。 「地図の楽しみ」という本をご存じでしょうか。もうかなり古い本のようですが、 これには鉄道の変遷などを中心にまさに廃線跡を地形図とからめてたどる、という話が 展開されていて、前回書きました京阪の話や京都・山科の話などは、これに出ていたの で実地検分してみたものです。 あの宮脇俊三さんも、探訪ものをたくさん著しておられますね。ああいうのを読むたび に出かけたくなりますが、なかなか・・ 廃線跡の探訪と共通する部分として、「ここは昔〜〜だった」という話一般が好きなの です。もうだいぶ以前ですが、「鉄道ファン」誌に、昭和初期の北陸線敦賀駅の様子、 という写真が載っていて、それを携えて実際に敦賀まででかけたことがありました。 石積みのホームやら、背景の山並みなんかが、50年前の写真そのままに今も残って 現役として使われていて、写真と実物を見比べながら、しみじみしたものでした。 宮脇氏の本は、文庫になったものはほとんど持っています。(ハードカバーは1000 円を越すと手が出ませんhi.)近年は、海外紀行ものが多いようで、これは出てくる風 物にこちらが馴染みがないせいか、あまり買っていません。 日本のひなびたところを乗り歩く、といったパターンが、こちらとしても風景が目に浮か びやすくて好きなので。(読者の勝手な思い込みですが) 関東の鉄道は、出張とか旅行のついでに、というパターンが多く、ゆっくりあちこち乗 ったわけではないですが、新宿から出る「ムーンライト」とか、定番ですが横軽のあの 空気ばねをパンクさせた乗り心地なんかが特に印象深いです。(ほんとうになくなってし まうんですねー) 長期連休のたびにあちこち行ったものですが、家庭を持つとさっぱりです。せいぜい 年に数回の幕張出張で京葉線の地下ホームの乗り換えの長さにぶつぶついうくらいで・・・!
関西の鉄道の話題
 7月31日からダイヤ改正があり、我が地元の紀勢本線(きのくに線)には、 スーパーくろしお「オーシャンアロー」がデビューしました。  当日、会社の帰りに夜9時ごろ、阪和線天王寺駅で電車を待っておりますと、隣の ホームに、営業運転初日のオーシャンアローが入線してきました。 「あ、今日からなんだー」と思いつつみていると、海水浴帰りと思しき家族連れやら、 若い人のグループなんかが、うれしそうに降りてきて、先頭のグリーン車の前で かわるがわる記念写真を撮っていました。  やっぱり、こういう新しい魅力のある車両というのは、ファンならずとも うれしいものなんだな、ということがわかって、こちらもうれしくなりました。  客だけでなくて、駅員も運転席をのぞきこんでは、あーだこーだといってました。  ところで、このオーシャンアローの先頭車、既に鉄道雑誌等でご存じかとおもいますが 特長のある流線形をしております。(余談ですが、近くで見ると、ボンネットまわりの ホワイトとグリーンの塗りわけのラインが、グニャグニャしてました。ハンドでマスキン グしてるんでしょうか)  このツラ構えをみて、どこかおぼえがあるなーと思っていたのですが、やっとわかりま した。  ずばり「スーパージェッターに出てくる流星号」。 ・・・トシがわかりますね、hi.
草軽電鉄
ひととおり拝見しました。 私もその「テキスト」を読んでいるので、 「そうそう!」って感じでうれしくなりました。 それにしても写真で見ると、廃止40年足らずで、 あそこまで荒れるかー、って感じですね。 廃線跡って、どこへいっても、ほんとにこんなとこ 列車が走ってたの!とか、 ほんとにこんな急カーブで曲がれたのー?! ってことによく出くわしますが、ここもそうですね。 軽便だから、よけいですね。 鉄道は、車に比べてはるかに少ない占有面積で 大量輸送ができる、とは宮脇氏の持論でもありますが、 それにしてもこんなか細いところをゴトゴトと・・・ とフムフムシミジミ想像するのは醍醐味でありましょう。 そういえば、こないだ近くの本屋で、昭和24年以降に廃止になった国鉄 線をまとめた本がならんでいました。 2800円もするので、手が出なかったのですが。 内容は、線区の生い立ちから廃止までを振り替える本文と、往年の写真、 簡単な路線地図などで、1線区あたり1ページないし2ページをさいて います。現在の道路地図なんかとつきあわせてみると、おもしろそうです。 うーん、欲しかった。欲しかったのですが、1800円の 「/V Mag.飛行学校」の方を選んでしまいました。あはは。 (フライトシミュレーターが好きなもんで。。。)
大阪市営地下鉄 長堀鶴見緑地線
さて仕事がメチャあわただしく、3が日休めりゃオンの字だよなー、 と同僚と言葉をかわす今日このごろでありますが、いいわけ代わりに 関西方面の昨今の鉄の話題など。 まず今日12月11日、大阪市営地下鉄の新線が開通します。 いつのことだか忘れましたが、もう5年くらい前、大阪の 鶴見緑地で開催された「花の万博」にあわせて開業した 「鶴見緑地線」が、京橋から心斎橋まで延長されます。 あえて「新線」と書きましたのは、今回の延長にあわせて、名称も 「長堀鶴見緑地線」と変わるからで、路線名称の変更は大阪の 地下鉄では初めてだそうです。 名称は、新区間の大部分が、市内を東西に貫く幹線道路「長堀通り」の下を 走っていることに由来します。 この線は、工費削減のため車両も小振りのリニアモーターカーで、 乗ると「キュイーン」と、チョッパ車ともまたひと味違う乗り心地です。 これまで、JR大阪環状線・京阪電車の京橋駅で接続でしたが、 えんえん歩かないと乗れないので、うっとおしいことこの上なし、でした。 (鶴見緑地方面なんて、もともと行く用事もないけれど) 今度から、地下鉄の谷町、堺筋、御堂筋各線とも連絡するので、ネットワークは 確かによくなりそうです。来年には、さらに西進し、JR環状線の大正まで 伸びるとのことです。この方面は、近鉄バファローズの新フランチャイズとなる 「大阪ドーム」への足としても活用されそうです。 ところで、この路線拡充にともなって、各駅の運賃表示・路線表も新しいデザインの ものに掛け変わったのですが、これまで東西・南北に伸びる路線が整然と表現されて いたのに、新しいのは、全体に並行四辺形っぽくなっていて、路線軸がナナメとヨコの ラインで表現されています。これがどうも馴染めず、目的の駅をさがすのに、 目がウロウロします。 どうも、東京の地下鉄の、あの複雑な路線図を想起させますが、あれはもともと、 実際の路線もタテヨコナナメがぐちゃぐちゃになって走っているので、見ている方と しても納得させられるものがあります。 しかし大阪の場合は、きちんと東西南北に書こうと思えばできるのに、わざわざ 見難いデザインにしなくってもなー、と思います。 話題は変わって、昨日ボーナスをもらってルンルン帰ろうと思ったら、ダンプが 架線を引っ掛けたために一部不通になっていて、車で迎えを頼んだりして、 普段より2時間近く、余計に帰宅時間がかかってしまいました。 ダンプの運転手が逮捕されたとのことで、まあJRには責任はないのですが、 それにしても事故がおこった後の、乗客への情報伝達のまずさは相変わらずでした。 駅には「○○駅〜××駅間の運転状況は・・・」などと一応掲示がされてますが、 そういうのを信じるとイタイ目に会う、というのは経験がおありでしょう。 ああいうのは、現場からの情報を運転司令が無線でがんがん流して、駅でそれを ワッチしておけばかなり解消される部分があるんではないかと思えるのですが。 CTC全盛の昨今、駅は運転扱いをしないので、多分その辺の連携には 問題をかかえてるんじゃないか、とにらんでおるのですが。
JR東西線
> 実は NIFTY 上に大学時代の鉄研仲間のホームパーティがありまして、昨日、 >日帰りで大阪へ行って来た方が報告してました。しかし「長堀鶴見緑地線」と >いうのはけっこう長い線名ですね。まぁ通称は「緑地線」あたりなのかなと想 >像してますが。 長い。確かに長いですねえ。 駅名でも、「岐阜羽島」(もちろん新幹線)       「野江内代」(“のえうちんだい”・・大阪地下鉄)      「四天王寺前夕陽丘」(“してんのうじまえゆうひがおか”・・・同) などなど、地域間の論争の末、両方つけちゃった、なんてのはごろごろしてますが、 線名で同じことをされますと、戸惑いますねえ。本来なら「長堀線」と、ばっさり やられてもしかたないところですが、「鶴見緑地」の先住権、ってとこですか。 > あと3月からは、JR片町線が延線して「東西線」として営業を開始するん >ですか。それに伴って、東海道本線の快速電車も全て221系に統一される様 >な事書いてありましたが... 旧形式はますます貴重な存在になってきますね。 この線は、開業すると相当期待できそうです。環状線の混雑がかなり改善される のではないか、と。 車両でいいますと、AA規格、とかなんとかいうんでしょうか、要するに 地下走行のための防火仕様ですね、それに適合した形式(わすれちゃった)に なるんですが、すでに片町線をずーっと走ってますので目新しさはありません。 この線も、駅名ではひと悶着ありまして、大阪駅から一番近い(徒歩10分)のが 「北新地」ですが、これも由緒ある地名だからこれにしてくれ、いやこっちに してくれ、と新聞ダネになってました。 この線は、都心部で国道1号線の真下をはしりますが、仕事でよく行く 取引先が国道に面したビルにあって、いつ行っても、長ーいこと工事中で、 渋滞が慢性化しております。(私は地下鉄と徒歩ですが) もうすぐ終わりですか、やれやれ。 > どうも東京のメトロ路線図はデザイン重視の様ですね。あまり見やすいとは >思いませんが、斜めの線は目に刺さりませんので結構好きです。まぁ、見慣れ >てしまっているせいもあるかも知れませんが。そちらのも、将来路線がゴチャ >ゴチャしてくるのを予測して、今から乗客を慣らしておこう(笑)との魂胆かも >知れません。 東京は、意外と土地の起伏があって、道路や地下鉄もタテヨコナナメ、 入り組んで走っているから、しかたないんですが、大阪は南北の「筋」と 東西の「通り」とによって整然と道路計画がなされている、というあたりが 大阪人の誇りとして潜在意識下にあって、路線図がピシッとタテヨコに書ける のも、その賜物である、と、従来の路線図を見るたびに無意識のうちに感じている フシがあります。それをまた、なんでわざわざ・・・とまあ、以下は前回と同じ。 これ以上の地下鉄路線延長計画については、四つ橋線の終点「住之江公園」から 「中ふ頭」まで走っている「ニュートラム」が、さらに北進して、 対岸の中央線の終点「大阪港」まで接続する、という工事が進んでおります。 これは、現在阪神高速湾岸線が通っている「港大橋」と2階建てになるのか、 海の下をもぐるんだったか、おぼえてませんが。 「中ふ頭」は、ビジネスショウなんかが開かれる「インテックス大阪」の最寄り 駅なので、アクセスはよくなりそうです。
山のお話
私の数少ない山のお話は、高校生のころ、映画にもなった「野麦峠」へ、リュックをかつ いでひとりで夏休みに行ったことにルーツがあります。 現代国語の教科書に、山本茂実の「女工哀史」が載って、そのあとをたどってみたかった のです。 先生がお餞別までくれて、夜行の「ちくま」に乗って、長野電鉄とバスを乗りついで。 終点の宿は、客は私だけで、いっしょに晩メシを囲んでいるオッサンが相客かと思ったら さっき乗ってきたバスの運転手だった、という話も。 宿のじいちゃんが、高校生の私にガバガバ酒をつぐのでへろへろになりましたが、 それでもテープレコーダー片手に、往時の女工の様子などをインタビューして、撮った写 真をスライドにして、秋の文化祭で発表などしたのでした。 クマ笹をかきわけ、落雷を気にしながら獣道のような尾根道をたどり、飛騨側の宿にたど りついた時の充実感が忘れられません。 会社に入って数年したころ、最近土石流で新聞を賑わしている、姫川の方にも行きました 。夜行を糸魚川で降りて、平岩からバスで終点の蓮華温泉までいき、白馬大池から 栂池へ抜けるトレッキングでした。途中、7月だというのにアイスバーンの横断なんかが あって、アイゼンを持っていなかった無謀なドシロウトの私は肝を冷やしました。 鎖場になっている大雪渓を降りて栂池にたどりついてみたら、何の間違いかバスは運休で 、困っていたら山歩きのグループの人がタダでタクシーに相乗りさせてくれて、ふもとの ホテルに着くことができたのでした。
ローカルバスの旅
> 地方のバスなんかに乗ると、最後の方で運チャンと二人だけになるなんて事 >も多いですよね。一度、九州の指宿の方へ行った時なんですけど、どっか適当 >な所で降りようと思っているうちに終点まで行ってしまい、転回場で運転手さ >んと二人、バスの中で色々と情報交換。そのまま折り返しの便で帰って来た事 >もありました。(何しに行ったんだか ^^;) 私も、バスの中で一人になり、車掌が「どこまで行きますか」と聞くので、 「終点の○○です。××屋で泊まるんですけど」といったら、その宿の前で 降ろしてくれました。 バスといえば、岐阜県側に降りて一泊して、翌日高山へ出るためバスに乗って いたら、停留所でもないところで急に止まって、農家のオッサンと運転手が 世間話したり、頼まれ物?の荷物を道端に降ろしたりと、随分のんびりした ことをやっていたものです。 ああいう、ローカルバスの風情というのも、いいものですね。
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