武州鉄道の思い出 |
私が小学5年生か6年生の時に「滝島総一郎」なる男の講演会を小学校(福生第1小学校)の講堂に全校生徒を集めて聞かされました。
子供ごころに「ちょび髭」をはやし子供相手に「武州鉄道」について熱く語る「おじさん」と言う感じでした。鉄道に興味を持ち始めたころで一生懸命聞き入った事を思い出します。(聞いた内容は覚えていませんが)
家に帰り夕飯時に昼間学校で聞いた「武州鉄道」の事を話すと、父が「誰が話をしたのか。」と聞かれ「滝島」と言う人だったと言うと、「あのペテン師か。」と言い「あの人が言うことはみんな嘘だ!信じてはいけない。」と言われショックを受けた事を思い出します。
それから数年後、父の言ったとおりの人物であった事が証明されるように逮捕され、2度ショックをうけました。
日本が高度成長に突入する前夜の夢物語でした。その後「武州鉄道」の話を聞くたびに「滝島おじさん」を思い出します。