FCYCLO 善白オフ
 善光寺白馬電鉄 1998/11 

 右手に上越新幹線の高架橋が徐々に離れて行くのが見える。私を乗せた「あさま1号」は38番分岐機を時速160kmの高速で通過し、新潟方面の線路から分かれて一路長野へと向かっている。柔らかい朝日のさす窓から遠くの山々を眺めながら、私は今日集う NIFTYメンバーの顔を思い浮かべていた。東から Hisさん、西から くわっち、ナワ〜ルドさん、いずれも去年の草軽OFF以来だ。

 列車は程なく長いトンネルに入り、一瞬地上へ出て安中榛名駅のホームが目を過ぎったが、再びトンネルへと突っ込んだ。軽井沢へと向かって30パーミルの登り連続勾配にかかっているはずだが、軽量アルミ車体の E2系は減速を感じさせずに軽やかに走り続けている。今日は AM9:00 に長野駅に集合し、みんなで善光寺白馬電鉄跡を辿るツーリングをする事になっている。

 トンネルに飽きてウツラウツラしているうちに、高速で軽井沢駅を通過し、佐久の台地上をひた走る。車掌が、右手後方に浅間山が見えるとアナウンスしている。あれだけ東海道新幹線に乗っていても富士山のアナウンスなど聞いた覚えはないから、これは感激すべき事かも知れない。

 しかし朝6:00過ぎに家を出て、9:00前には長野に着けるというのは新幹線の威力は凄い物だと思う。横軽が廃止されてしまったのはつくづく残念でならないが、こうやって長野方面へ短時間で行ける様になると、また新しいツーリングパターンが開拓出来そうで嬉しい。そんな事を考えているうちに、車内には長野到着を告げるアナウンスが流れ始める。さて、いよいよ善白詣でのスタートだ!

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