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  山梨交通鉄道線 YAMANASHI TRAMWAY [4]  

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□農林高校前〜今諏訪

さていよいよ釜無川を渡ろう。っとその前に、一応欄干の外側を観察しておく必要があるな。ここ開国橋は山交線が現役当時、道路橋と鉄道橋で同じ橋脚を共有していたのだ(写真13.)。鉄道橋の方は上路式のプレートガーダーで全長459.6m、行く手に南アルプスとその前衛の山々を眺めながら走るその行程は、この路線最大の見所だったと言えるだろう。

既に橋そのものは近代に架け替えられ、橋脚も新設されている為その頃の物は何もないが、自転車で左側の歩道をゆっくりと進めば当時の車窓風景を充分堪能する事が出来る。実際この日も天候に恵まれていた為眺望は抜群で、進行方向の山稜はもちろんの事、右手に目を転ずれば大きな空の下に「にせ八ツ」と呼ばれる茅ヶ岳、その左奥には本物の八ヶ岳が峰々に雪を頂いて秀麗な姿を見せていた(写真14.)

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13. 開国橋
(下流側に専用橋があった)
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14. 開国橋
(上流側に八ヶ岳が見える)


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