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駅へ向かう朝の坂道... 電車が到着した直後なのか何人かの生徒とすれ違うが、駅前の小さな広場へ自転車を漕いで行くと、そこにはすでに誰もいなかった。 駅は無人であるがこぎれいにされており、駅前にゴミのひとつも落ちていない。大きな樹が、小さな駅前広場の全体を覆っていて、そこだけ周囲の夏の陽射しを遮って涼しい風が吹きぬけて行く。 一人の男が木陰のベンチに横たわって、昼寝(朝寝?)をしているのを発見した。私もここで睡眠をむさぼってみたい衝動にかられたが、他に適当なベンチがなかったので、樹のそばに自転車を停めてしばらくたたずんでいた。 かつて行楽客でにぎわったであろうこの駅の前で、私ともう一人の男は、ただただ蝉時雨のシャワーを浴びているのだった。 |
昔、青梅線に「らくらくえん」という駅があった。いゃ、この駅自体はまだ存在するのであるが、名前が変更になっている。日向和田と二俣尾の間にある「石神前」という駅がそれである。

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現在らくらく園はどうなっているかというと、どうもブリヂストンの保養施設として引き継がれた様で、駅の近くに「奥多摩園」というのがある。駅の東側、青梅街道から下って行く道が正門になるが、関係者以外立ち入り禁止になっている。 仕方がないので西側の人道橋や対岸から写真を撮って来たが、なかなかに広い芝生の広場等があり、林の中にも建物が点在している。(日向和田〜石神前間の青梅街道上からも眼下に見える。) |
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昭和26年頃の地図にはまだ「らくらくえん」駅として記載されているが、その後「いしがみまえ」に改称された。ちなみにこちらの由来は、駅前にある「石神社」から来ていると思われる。
この日はこの後だいぶ暑くなったので、御岳渓谷まで涼みに行った。しかし、帰りの炎天下の吉野街道を想像するに(実際その通りであったのだが)、なかなか腰を上げられない自分なのであった。(~~;)