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 2003/02/上旬 

バス停を作る

パイクが完成してしばらくたったが、道路がどうも寂しいのでバス停を作る事にした。標柱は地方等でよく見かける旧式の案山子タイプでなく、電照式とまではゆかないまでも割と近代的な二本ポールで立つ形の物をモデル化。材料はφ0.3の洋白線とプラ板の組み合わせだが、洋白線をペンチでコの字型に折り曲げ、プラ板製の標識を貼り付ける。プラ板の表面には、ペイントソフトで作った標識のデザインを、市販のパソコン用透明シールラベルにプリンタで印刷してあらかじめ貼り付け。この透明シールは非常に薄いので模型には色々と応用が出来そうだ。欠点は白色の印刷が出来ない事だが、今回は裏がプラ板なので問題はない。

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バス停を設置
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停留所名は「旧駅前」

 2003/02/中旬 

バスを作る

で、ヤッパリというか案の定というか、バス停を作ったらバスがなきゃ...という事で、GM製いすゞキュービックバスのキットを購入に走る。買って来てお手軽な工作をイメージしつつ箱を開けるが、当然というかご覧のように部品は見事にバラバラである。電車を組む事を考えれば初期状態はまぁこんなもんだろうが、という事は電車を組むのと同等のテンションを以って取り組まねばならぬという事か。。。

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ランナーから外し、バリ取り後の状態

しかし組立自体は心配する程の事もなく、部品の成形がいいのも手伝って順調に進む。この川重ボディのキュービックデザインは、最初に出た当時は非常にエポックメイキングな出来事で、私としても印象深いバスだ。前面の大ガラスがポイントで車内も良く見えるので、ここはやはり運転席周りを作らないわけにはいかないだろう。そこで、プラ板から切り出して作り込んだ運転席、料金箱、ステップ等をシャーシ上に実装したのが下の姿だ。

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だいたい組み上がった

 2003/03/上旬 

その後しばらく放っておいたのは、塗装をどうするか決まらなかったから。既存の他社バスならその通りに塗れば済む話だが、自社バスの塗装を決めるとなると、これがなかなか悩むのだ。オリジナリティを出したいし、かと言って塗り分け処理が難しくて後々苦しみたくもないし...。で結局決まったのがこの色で、上半分がシルバー、下半分を赤という組み合わせ。どこかにありそうではあるが、上を銀色にしたのは窓のサッシを後から筆入れしたくないという怠け心も少々作用している。

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車内を塗装し、運転士を乗せる
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下快バス標準塗装

塗料はアクリルの Mr.COLOR で、シルバーは #159 スーパーシルバーをエアブラシで吹いた。「2コート」タイプなので本来は上からクリアーでコートしてやらねばならないが、今回はそこまでやっていない。赤は同じく #158 スーパーイタリアンレッド、派手な色だが銀色と組み合わせると意外に深みが出て落ち着いた感じになった。塗り分け位置はご覧の通りサッシの直下、そう!塗り分け線の滲みを防止し、ケガキも省略出来るという魂胆なのは見え見えである。

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デカールと広告で実感アップ

その後キットに入っていたデカールをいくつか貼り、手持ちの電車用形式インレタから適当なナンバーを選んで転写。仕上げに広告類だが、やはりパソコンで作成したものをシール用紙(今回は紙の)に印刷し、ボディに飾った。パイク上に置いてしげしげと眺めてみると、周囲のくすんだ色に対してバスの赤が映え、なかなかのマッチングとなった。

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「旧駅前」停車中
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後姿はこんな感じ
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バスがやって来た
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