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 2002/11/04 

ストラクチャを地面に並べ始める。と同時に、建物の周囲にはフェンスが必要な事に気がついた。プラ板でコンクリ塀でも作るか... と思いながら近所の工場等を観察してみると、殆どが金網で出来たネットフェンスである。う〜む、あれを作りたいがネットをどうするか...と考えながらスーパーを物色中に目にとまったのがスーパーファインメッシュの抗菌マスクだ。このマイクロガーゼは目も細かいし、あまり毛羽立ってないので加工すれば使えるかも。
というわけでマスクを買って帰り、耳掛けゴムの部分をジョキジョキと切り離し、メッシュを一枚にして色を塗る(というより染み込ます)。その上から、後で接着しやすいようにプライマーをたっぷりとスプレーし、乾いた所で軽くアイロンがけ。さませばパリッとして、ハサミで切っても端っこがほつれてこない立派な金網の完成となる。これを、0.3φの真鍮線を半田付けして組み立てた枠に貼り付けて、見事フェンスの出来上がり!

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メッシュ製作中
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こういうフェンスが欲しかった

 2002/11/10 

住居地区(つっても一軒分しか土地が無くなってしまったが)に建てる家屋は、「プラント工場」と一緒に仕入れておいた KATOの「鉄道官舎」を使う。これは、部品をランナーから外して台座に嵌め込んで行けば完成するイージーキットなのだが、ちゃんと接着をしてそれなりに塗装をしてやると驚くほどいい出来に仕上がる。KATO、TOMIX系のストラクチャ類の中では、唯一このパイク向きで「使えそう」だと目をつけていた製品だ。
作ってみるとさすがはKATOのモールド品で、窓抜き部は若干バリ取りが必要だったが、窓枠も鉄道車両と同じくちゃんと表から見てツライチになるように凸面になっており、桟も塗装済なので筆さしで苦労する事もない。本来は官舎だが、玄関の作りに目をつぶればちょっと年季の入った一般住宅としても充分通用すると思う。

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塗装を済ませたところ
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由緒正しい日本家屋だ

 2002/11/16 

で、その「鉄道官舎」だが実は2個セットなので、もう一つをコーナーの敷地に置く事にする。が、敷地も狭く、そのままでは面白くもないので若干の改造を施し、半切りの二階家にしてみた。方法は下図の通りだが、要するに途中でカットしてその部分を反転させ二階に乗せるという荒治療。
良く見ると家屋構造的に無理な部分もあるが、とりあえず先の一軒目とは全く異なる雰囲気には出来た。ところがこうなると断面が丸見えなので、室内も作らないではいられなくなり、またまた肩の凝る工作でまる一日潰してしまう結果へと事態は進展してゆく。

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カットして二階へ
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檸檬色で近代的な感じに
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カット面の様子

 2002/11/23 

全体の状況はこんな感じ。右下のコーナー三角部を除き、ほぼ全体の地面が埋まって来た。緑もだいたい植え終わっているが、線路周り等この後の微調整を待つ。あらかたの大規模工事は終わったので、あとは小物やアクセサリー類の補充ぐらいで、コタツで出来る作業が嬉しい今日この頃。もうスグ冬休みだけど、いよいよ完成間近か!?

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全体俯瞰之図

 2002/11/24 

タンク裏手の草地作り込みも完了。この区間は限りなく廃線に近い設定で、レール間にも雑草がはびこっている。白く見えているのはトロ箱による家庭菜園(のつもり)。殆ど列車の通らないのをいい事に、勝手に線路敷が占拠されている。材料はスーパーの白トレイだが、板厚をそのまま高さ方向にして穴を掘り込み、周囲を四角に切り離して作成。植わっているのは、ボンドを塗ったフィールドグラスにターフをまぶしたもの。

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限りなく草ばっか

 2002/11/30 

パイクなんで走らす事も考えなきゃならないが、パワーパックが故障してしまったのでこの際作りつけのをあつらえる事にした。右下の土地が空いているので、ここのコーナーに小型の運転装置を設置する。試験走行で使った 006P電池をそのまま電源に、トランジスタ制御で電圧をコントロールするため、ネットで探した回路を元に主なパーツを Web通販で手配。でも外装系の部品はやっぱり現物を見ないと、という事で秋葉原へと出向き、久しぶりに高架下のラジオセンターを歩いて調達して来た。

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部品が揃い何故かワクワク
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世界最小(!?)パワーパック
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裏は放熱を兼ねたアルミ板

ケースは、大きくなって使わなくなった子供のおもちゃを下請けし、必要なとこだけ削り取って利用。中は、部品が少ないわりには実装密度が高いのでほとんど空中配線だが、さすがに電池の収容スペースはかせげなかったので DCジャックを経由して外部から接続とする。 という事で、今回はひさかたぶりの電子工作を楽しむ週末となった。

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