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 2002/10/08 

貨物ホームの製作に入る。材料はバルサ材だが、丁度良い厚さの物が入手出来なかったので、ハンズで見つけた袋入りのバルサセットを購入。これに入っていた厚さの違う 3枚を貼り合わせて作った。正面は、線路のカーブに沿わせて微妙なカーブに削り込み、その上から GMの石垣プレートを貼り付けた。
全体が出来た所で、上屋と共に軽くウェザリングを施す。遠くから茶系統を薄く吹き重ね、上屋の方はさらに黄土色を混合して土汚れを表現した。単品で見ると貨物ホームにしては少々高過ぎる気もするが、下の一部はバラストと土に埋まる様に設置するのでフラット感は出ると思う。

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さすが石垣はイイ感じ

 2002/10/09 

調子に乗って工場の大きな建屋を作る ...が、これがとてつもなくチープな作品になってしまった。敗因は窓の多さで、サッシの表現に失敗しておもちゃそのものってレベル。やはり1/150サイズで窓ものは難しい。どこかで窓部品だけでも売ってないだろうか。てなわけで、フルスクラッチは挫折して、以降の建物はお手軽なキットものに走る事にする。足掛け三日かけた工場本屋だが、あえなくお蔵入りと決定。

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恥かしいのでモザイクかけちゃお

 2002/10/15 

建物の方は通販で市販のキットをいくつか手配。そのままじゃシャクだからちょっと改造してやろう、なんてまだ懲りてない制作者ではある。品物が到着するまでの間、練習を兼ねて道路側の緑を少し植えてみる事にする。
材料はもはや定番だが、SCENICSのターフとフォーリッジ。ターフは主に芝状態の表現に使うスポンジを細かい粉末状にしたもの、フォーリッジは草むら用でナイロンたわしに細かいスポンジくずを絡めたもの、と思えばいいだろう。あと、一部にフィールドグラスを短く切って使ったが、Nゲージには少々オーバースケールぎみのようにも思える。

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車はもちろん実写の合成

 2002/10/20 

通販で発注しておいたブツが届く。GMのキット「プラント工場」で 3連のいわゆる「工場屋根」?の懐かしいタイプなのだが、わがパイクにはさすがに大き過ぎるし昨今あまり見かけないので、1ブロックのみ切り取って普通の屋根へと改造を施す。それと張出部の作業場を横へ接着し、事務所に見立てる事とした。
しかしこのキット、本体の建屋以外に色々と制作意欲をそそる付属物がいっぱい付いて来るのが嬉しい。これらを全部使って一つの大きなプラントを作っても良いし、適度に分散させて工業団地を作るのも面白そう。いずれにしろ、引込線レイアウトには欠く事の出来ない素材を提供してくれる、ありがたいキットである事は間違いない。

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白いのが今回使った部分
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う〜ん、プラ成型はやっぱ立体感あるな
付属設備
  1. 張出小屋、タンク、ダクト管、小型クレーン、
    ドラム缶、アセチレンボンベ
  2. 貯蔵タンク、汎用タンク、パイプライン
  3. 煙突(大)、煙突(小)、集塵筒とホッパー
※1.2.3はそれぞれ別売りもしている。

 2002/10/27 

さぁてもう10月も終わり、そろそろねじ巻いてゆかないと年内の完成はおぼつかない。なんたってサブタイトル「なつやすみのしゅくだい」だからね。...といいつつ、またまたこんな物作って無駄な時間を浪費しているこの週末。ブツはエアコンの室外機、キットには見当たらなかったのでこれぐらいは作ろうかとプラ板で加工を始める。
ところがメーカーのホームページで寸法換算すると、外形 6x4mmの実にマイクロな工作。焦点の合わない低視力の眼を瞬かせながら、カッターと格闘すること数時間、2作目にしてやっとカッチリと仕上がった。これぐらいの寸法になると、ちゃんとスケールを当ててもなかなか平行な面は出てくれない。

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左、歪んだ失敗作。右、2作目。

道路わきブロックに置くランドマークは最後まで色々と迷っていたが、「プラント工場」のキットに入っていたタンクを見たらもういけません。無性にこれが作りたくなって、一気に仕上げてしまった。エアコン作ってるのと同じぐらいの時間で出来ちゃうんだから、いゃ〜キットは楽で困っちゃうな。ステッカーには「LPG」「ブタン」「酸化アルミナ」とかあったが、さてこの型のタンクは何が入っているのが正しいか... あまり考証してないので、社名等の表記は曖昧な表現に留める事にしておく。

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中身は...深く考えない事にしよう
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