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成田鉄道-2 [ 2004/12 ]
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輪行袋の自転車を抱えて京成成田の駅前に着いた。これから成田鉄道の探訪第2回を始めようと思うが、今日はここから走り出すわけではない。前回は軌道敷が空港に吸い込まれる三里塚で終わっているので、今回は空港東側からのスタートとなる。その出発地点へと向かうのにおあつらえ向きの鉄道が、そう、数年前開通した芝山鉄道だ。

芝山鉄道に乗るには京成で来るのが普通だろうが、本日は18切符利用のアプローチなので JR経由。それもエメラルドグリーンの103系に乗っておこうと我孫子回りなんかで来たもんだから、時間がもう11時に近い。JRの成田駅で降りて、エッチラオッチラと輪行袋を担ぎ、少し離れたこの京成の駅前までやって来たというわけだ。

駅ホームで待つ事しばし、時間が来て折り返しの芝山千代田行きが入線。乗り込むと間もなく発車し、しばらく高架線を走った後トンネルに突入すればもう東成田。元成田空港駅だが、2面ホームの片方は閉鎖されていて消灯状態だから何となくうら寂しい。ここから芝山鉄道の区間に入るが、ホームからは警備の警察官が2名添乗する。複雑な経緯を辿ったこの鉄道を物語る風景であるが、開通以来この儀式は営業全列車で適用されている。

ところで、我が席の横には黒くて薄汚れた大きな不審荷物。きっと声をかけられるに違いないと踏んでいたが、警乗の二人は輪行袋に一瞥をくれただけであっさりと行ってしまった。おそらく、心の中ではしっかりマークされているのだろう。地上に出て整備中の航空機など車窓から眺めながらひと走りすると、すぐに高架の芝山千代田駅に到着。こじんまりした自動改札を抜けると、いよいよここから本日の旅が始まる。

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