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第1日目 (1997/05/17)



 この日北軽井沢に集まったのは総勢9名。全て NIFTY:シクロツーリズムフォーラム のメンバーであるが、第一回からの継続参加者が7名を数える。いかにみんなが、前回未練を残してこの地を後にしたかがわかるというものだ。

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1.電鉄跡で昼食をとる探偵団の面々

 さっそく北軽井沢駅前で記念写真を撮り、いざ出発。正午も過ぎているので、少し開けた軌道跡へ出た所でお昼にする。さすがに皆さん、コンロがごろごろと出て来て調理開始。私は今回、資料本の重さに耐えかねて火器はパスしてしまった。メンバーの一人が記念シールを作ってきてくれており、早速みんなに振る舞われる。
 遠く浅間が我々を見下ろしている。草軽の乗客たちもこの景色を眺めながら、軽井沢を目指したのだろう。


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2.栗平駅跡

 しばらく畑と森の境を行くが、住宅の先で道がとだえ、先へ進めなくなる。左手の車道(長野原倉淵線)へ迂回してカーブを曲がると、右手後方から軌道跡が姿を現わし、建設会社の資材置場付近で再び右手へと別れて行く。このあたりが栗平駅跡のようだ。


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3.小沢を渡る線路跡(左右方向)
流れは手前から奥へ

 先へ進むと道はさらに細くなり、小さな沢を渡っている。元はちゃんとした橋だったのだろうが、橋台が倒れ込んでおり、そのせいで上の道も U 字形にへこんでいる。高さがないので恐怖感はないが、一応足元を確かめながら渡る。(性格ですね、これは ^.^;)

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4.崖をズリ落ちる一行

 その先のさらに大きな沢では、橋は完璧に消失している。橋台の残骸らしき石積みが少し両岸に残っているが、ここはさすがに崖が深くて渡る事は出来ない。また車道を迂回して沢の先で軌道跡へと戻る。
 静かな電車道を快適に進んで行くが、それもそれ程長くは続かなかった。踏み跡がなくなり、藪が段々深くなる。ついに進めなくなり、左手下の車道へと崖をつたってエスケープ。通過する車の人達は、藪から転がり出た自転車の集団を見て何を思っていただろうか。(^^;)




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5.川の向こうに石積みが...

 この先、草軽は熊川を挟んで車道の対岸を行く。我々はおとなしく車道から軌道跡を眺めつつ、二度上駅への入口へと到着した。とはいえ、ここは前回の事前調査で、ゴルフ場に阻まれてこちら側から二度上駅跡へは到達出来ない事が確認されている。残念ながらゴルフ場の作業道路となったゲートから中を伺いつつ、昔日の姿を想像するしかないのだった。




 この日はここで探索を打ち切り、明日のトレーニングとして二度上峠まで往復し(~~;)、宿に帰ってゆっくりと英気を養った。ちなみにこの宿「エデン」にはインターネットルームがあり、専用線で5台の端末が常時 LAN 接続されているので、心置きなく自転車と廃鉄なページを楽しむ事が出来た。


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