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大神宮下駅の仮設ホーム

- 大神宮下駅 -

 大神宮下駅にやって来た。久し振りに降りてみてビックリしたのは、高架工事のため島式の仮ホームになっていた事。大神宮下駅と言えば、知る人ゾ知るカーブのど真ん中(と言うのかな?)にある駅で、元々対向式のホームだったのに。
 それで、急行とか特急がビュンビュン飛ばして行く区間なのでカントも非常にキツく、そこへ普通電車が停車すると車体はかなり傾いた状態になるのだ。今は工事のためあまり線路を傾けていない様だが、当時はその傾斜たるやかなりのものだった。ラッシュ時等、下り線はドアが開くと人がホームに転がり出るんじゃないかと思われたし、逆に上りだと車内の坂道をよじ登ってやっとホームへ達するというような感じで、お年寄りには大変だったろうと思う。
 そんなこの駅もやがて高架上に移設される。完成時は対向ホームになるとの事なので、果たしてその時あの状態が高架上で再現されるや否や...ちょっと楽しみでもある。

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ここが船橋大神宮


 跨線橋を渡り、小さな改札をすりぬけて表通りへ出る。駅前の踏切もまたカーブで線路の内外が山谷になっているので、自転車等で通過する時は要注意だ。その踏切に背を向けて少し船橋方に戻る様にして通りを歩いて行くと、程なく交差点があり、その向こうに大きな鳥居が見えて来る。
 ここが船橋大神宮、そう、「大神宮下」の駅名はここから来ている。某所でこの駅名を「おおがみ・みやした」と読んだ人がいたとかいないとかいう噂もあるが、船橋大神宮の下にある駅だから「だいじんぐう・した」なのだ。しかしここにしろ海神にしろ、船橋周辺には神社に関連した駅名が多い。

 ダンプの行き交う街道の信号を渡り、対面にある鳥居をくぐって大神宮の境内へ。参道の左右には灯篭やら狛犬やらが並んでいるが、それらにことごとく「さわらない」「のぼらない」の注意書きが貼ってある。さてはいたずら坊主が登って悪さしたりでもしたのか。
 本殿に近づくにつれて地形は周囲から一段高く、丘の上の様相を呈して来る。その地形を活用してこの境内には灯明台があるが、これは明治13年に点灯され、沖合を行く船の目印となっていた灯台だ。当時はこの境内から少し行けば、もうそこは海だったようだ。
 本殿の前を過ぎて左手へと進むと、こちら側にも鳥居が立ち、その下の急な階段を降りた先の通りに京成電車の踏切が見える。そこから先は船橋のメインストリート、本町通りになる。

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船橋競馬場駅ホーム


- 船橋競馬場駅周辺を歩く -

 次の船橋競馬場駅は、私にとって「センター競馬場前」駅だ。この「センター」とくれば「船橋ヘルスセンター」と出てくる方は、ある程度の年代以上の人が多い事だろう。これは今の「ららぽーと」及び「ザウス」の一帯に展開していた大規模な遊園地で、メインは「大ローマ風呂」という温泉(今で言えばクアハウスとかスパかな?)やそれに付随する宴会場、劇場など、またその周囲に遊戯施設やプール等を配したものだった。私も谷津遊園と共に何度も連れて行ってもらったが、大滝すべりやゴールデンビーチ、またローラースケート場なども行った記憶がある。
 船橋撩乱のバックナンバー(3),(4)なんかを見ると、当時を色々と思い出して面白い。それとこちらは懐かしいパンフレットのコレクション(タップダンサー松本晋一さんのページ。何と!かの早野凡平さんのご子息)。また、こういったページを読むと、又違った意味で「凄いな」という思いも沸いて来る。

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