15. 無名谷戸

次に訪問したのは無名谷戸である。 いゃ、無名ではないのかも知れないが、私が調べた限りでは名称が分からなかったし、地図にも別段記載がない。 場所はエケ入のすぐ東隣りにあり、入口の目印はこの製茶工場だ。

工場の脇を分け入って進んで行くと、すぐに谷戸状の地形が出迎えてくれる。 左手は丘陵地の崖が迫り、右手は谷戸の中央部となるがこのあたりは荒れた空地となっている。

谷戸の奥手の方へと道を詰めて行く。 写真は一番奥の突き当りで、里方向を振り返った図。 少し坂を登った先だが、ここらはほぼ住宅で埋められている。 道はここでこれ以上奥へ進むのを諦め、右にカーブする。

カーブした先は丁字路となり、奥から来た道と合流して下って行く。 この道を逆に登って行く（写真後方）と、第3回訪問で最後に訪れた「都立 野山北・六道山公園インフォメーションセンター」へと至る。

ほぼ下りきったあたりで、今降りて来た谷戸の全景を眺め直す。 手前は空地、奥は谷戸の地形に沿って民家の並んでいるのが良く分かる構図だ。 牧歌的ではないかも知れないが、現代にあってはこんな谷戸の形態も悪くはない。

無名谷戸の一言感想

次は滝ノ入へと向かいます。

次へ

谷戸めぐりTop